新しい選択肢を発見するために
なんだかわからないから選挙に行かないという人
どこに投票しても変わらないと思っている人
逆にあまりにもよく分かりすぎている(と思っている)人
現代日本のあり方に違和感を感じている人
この社会はもう変わるべきだと思っている人
社会は閉塞している
よくわからない、関心が持てない、面倒だ、政治の話はうさんくさい。
もちろん、そう思うのは当然だと思います。でもちょっと立ち止まって考えてみて欲しいのです。
もちろん、そう思うのは当然だと思います。でもちょっと立ち止まって考えてみて欲しいのです。
2015年は、戦後日本にとって大きな曲がり角となる激動の年になりました。戦後最大の権力を握る安倍晋三政権によって、憲法違反と言われる安保法制が強行採決されたのです。これに対して半世紀ぶりに国会前がデモ隊で埋まりました。少しずつ、現在の政治に違和感を持つ人が増えてきているのです。
難しいことではありません。冷静に落ち着いて考えれば、憲法を軽視する国は健全ではないし、危険だと言うことは誰にでもわかると思います。
難しいことではありません。冷静に落ち着いて考えれば、憲法を軽視する国は健全ではないし、危険だと言うことは誰にでもわかると思います。
さて、日本社会が右傾化してきたと言われて、もうずいぶんたちます。安倍政権の出現もその流れの中にあると言えるでしょう。今もインターネットの世界ではいわゆるネット右翼が横行し、レイシズム(民族差別)とヘイトスピーチ(憎悪表現)であふれかえっています。格差社会はどんどん拡大しています。多くの人々が経済的にも精神的にも圧迫感を感じ、苦しんでいます。
安倍さんが進めてきた「アベノミクス」も、一部の人々の景気が一時的に良くなっただけで、実際の人々の暮らしは何も良くなっていません。原発の再稼働やTPPが経済を押し上げるなどと言っても本当でしょうか? ブラック企業が横行し、社会保障費は減少し、そのことを指摘し批判すると「左翼」とか「反日」などと呼ばれて攻撃されるしまつです。
一方でマスコミは、中国や韓国が日本の権利を侵害している。攻めてくるかもしれない、テロが拡大する、というような話を大量に伝え続けます。そうした中で集団的自衛権がOKになり、防衛費が増額され、沖縄では新基地建設が強行され、危険と言われるオスプレイが全国に配備されようとしています。
いったい何を基準にして考えればよいのでしょう?
一方でマスコミは、中国や韓国が日本の権利を侵害している。攻めてくるかもしれない、テロが拡大する、というような話を大量に伝え続けます。そうした中で集団的自衛権がOKになり、防衛費が増額され、沖縄では新基地建設が強行され、危険と言われるオスプレイが全国に配備されようとしています。
いったい何を基準にして考えればよいのでしょう?
こうした中、投票年齢が引き下げられました。もちろん少子化時代に若い人の声がより強くなることは良いことです。でも実情は今なお、多くの人が政治や経済を難しいもの、よくわからないものと感じて、選挙で投票する先さえわからないということではないでしょうか。
そもそも難しい世の中なのに、そのうえ、本音では自民党と同じなのに、ただ人気取りのために与党案に反対する野党政治家や、本当は自党案に反対なのに選挙で不利になるから党の方針に反対できない与党議員、言っていることは正しいと思うけれど実際には何の力にもならない小勢力の政治家とか、そして一番多いのは何も考えないままただ自分の利益のために政治家を続けたいゲスの極み議員だったりして、もうグチャグチャでさっぱりわかりません。
わからないから関心も持てません。
そもそも難しい世の中なのに、そのうえ、本音では自民党と同じなのに、ただ人気取りのために与党案に反対する野党政治家や、本当は自党案に反対なのに選挙で不利になるから党の方針に反対できない与党議員、言っていることは正しいと思うけれど実際には何の力にもならない小勢力の政治家とか、そして一番多いのは何も考えないままただ自分の利益のために政治家を続けたいゲスの極み議員だったりして、もうグチャグチャでさっぱりわかりません。
わからないから関心も持てません。
これを読んでいるあなたが、まさにそうかもしれません。
つまり、あなたも、またこの社会も、いま閉塞状況にあると言えるでしょう。
自分で判断しなくては危ない
ただそうだからこそ、やはり自分で知り、自分で考え、自分で判断することが最も大切なことなのです。「まあいいや」で済ませていたら、いつか思いもよらない事態になってしまうのです。
そのことは歴史が教えてくれています。元総理大臣の麻生さんは以前「ナチスも選挙で民主主義的に選ばれた」と言いました。そうなのです。自由と平等と友愛(=フランス革命のスローガン)に基づく民主主義の手続きを踏んでいっても、選択を間違うと、逆にそれを否定し無くしてしまうような結果になってしまう危険性があるのです。
あなたは、まわりの人と同じ考え方を持っていますか? 違いますか? それともそんなことを話したことがありませんか?
同じでも良いし、違っていても良い。別に無理して話し合う必要もありませんが、しかしそのことの理由は自分でちゃんと分かっているべきだと思います。
自分の考え方の根拠は何なのか、なぜそう思うのか、ただ流されて同調しているだけなのか、そういうことを自分自身に常に問うていることが重要です。
また、あなたの判断の根拠になったのはどのような事実でしょうか。あなたに与えられている知識や情報にどの程度のバイアス(偏向)がかけられているか考えたことはあるでしょうか。もちろん情報に完全なものはなく、考えすぎてトリビアリズム(細かすぎることを気にすること)に陥っても仕方ありませんが。
ただ、あなたが知らされるべきことを知らされず、教わるべきことを教わらず、世の中でなんとなく言われていることを、なんとなくそうだと思いこみ、目を曇らされ、自分の頭で考えるという機会を奪われているかもしれません。
そのことには、いつも注意しておく必要があると思います。
突破口は?
歴史を振り返ってみれば、世の中が行き詰まったことは何度もありました。そんなときヨーロッパでは市民革命が起き、日本では明治維新が起きました。つまり古い時代から新しい時代へと世の中が脱皮したのです。そのとき、人々の価値観は大きく変化し、社会も変化しました。
人類はそうしたことを繰り返して発展したのです。それが歴史なのです。
このサイトのテーマは、だからあなたが自分自身で今の社会=現代を超えるための方向性や思想を発見し創造してもらうことにあります。このサイトではそのためのヒントを提供できたらと思っています。
実はあなたが知らないところで、またあなたの想像を裏切るような考え方で、この状況に対抗している人たちがたくさんいます。当サイトでは、そうした人たちのサイトを紹介していきたいと思います。
また、ぼく自身の考え方も少しずつ書いていくつもりです。
ただしこれだけは理解していただきたいのですが、このサイトに答えは書いてありません。またここからリンクしている先のサイトにもたぶん答えはありません。
なぜなら答えはあなた自身が生み出さなくてはならないからです。他人の答えを丸写しにしてしまったら、結局なにも突破できません。あなたが、あなた自身で、自分の思想、自分の方向性を見つけなくてはならないのです。
それは面倒で大変で嫌になってしまうような道でしょうが、ぜひあなたがオンリーワンのあなたとして、世界を変える自分の鍵を見つけられることを期待します。
(2015/10/24)
─インスタントガイド─
- 「新たな入り口」では、あなたが普段目にしたり、耳にしたりしたことがないような人や運動や団体を発見することが出来るでしょう。
- 「素朴な疑問に答えてみる」では、分かっているようで本当はよく分からない問題を考えます。
- もう少しつっこんだ複雑な考察は「エッセイ」に書いていきます。
- このサイトの方針については「このサイトについて」を参照してください。
あなたがあなただけの新しい世界を発見できますことを願ってやみません。